卓球のペンホルダーラケットの中でも、裏面にもラバーを貼って両面で攻撃できる「反転式」は、日本式ペンの操作性を残しながら中国式に近い裏面打法も取り入れたい人に注目されているタイプです。どんな選手に向いているのか、どんな基準で選べばいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
- 反転式ペンホルダーは、片面にしかラバーを貼らない日本式と違い、裏面にもラバーを貼って攻撃の幅を広げられるタイプ
- ブレード(板)の構成は合板・特殊素材入り合板・単板の3系統があり、打球感と価格が大きく変わる
- 重さはおおよそ80g台〜90g台前半が中心で、軽いほど操作性、重いほど威力重視になりやすい
- ニッタク・バタフライ・ヴィクタス(旧TSP)・ヤサカ・JUIC・androなど主要メーカーがそれぞれ反転式モデルを展開している
- グリップの形状(角型・丸型・角丸型)と好みの持ちやすさも、長く使うなら見逃せないポイント
反転式ペンホルダーとは|日本式・中国式との違い
卓球のペンホルダーラケットは、大きく日本式と中国式に分けられるのが基本ですが、そのどちらとも少し違う位置づけにあるのが反転式です。日本式ペンは片面にのみラバーを貼り、同じ面の表と裏(フォア面とバック面)を使い分けて打つスタイルが一般的とされています。一方で反転式は、ブレードの両面にラバーを貼り、ラケットを持ち替えることなく裏面を使った打法も選べるよう設計されているのが特徴です。
ポイント: 反転式は「日本式の操作性」と「裏面を使える攻撃の幅」を両立させたいプレーヤー向けの選択肢として位置づけられています。近い発想で裏面にラバーを貼る中国式ペンとは、グリップの持ち方や打球フォームの感覚が異なるとされています。
反転式は日本式ペンの延長線にあるため、すでに日本式ペンを使っている人が裏面打法を試したいときに選ばれやすい傾向があると評価されています。グリップ自体の持ち方は日本式に近いまま、戦術の幅だけを広げたいというニーズに応える形と言えそうです。
反転式ペンホルダーを選ぶときの5つの基準
反転式ペンホルダーラケットは種類が多くないぶん、基準を押さえておくと比較がしやすくなります。ここでは選び方の軸を整理していきます。
① ブレードの構成(合板・特殊素材入り・単板)
ブレードは複数の木材を重ねた合板、カーボンやアラミドなどの特殊素材を挟んだ特殊素材入り合板、1枚の木材からできた単板の3種類が主流とされています。合板は球離れが穏やかでコントロールしやすく、初めて反転式に挑戦する人に向いているという評価が多く見られます。特殊素材入りは反発力が高く、威力やスピードを重視するプレーヤーに好まれる傾向があるようです。単板は打球感が独特で、ある程度ラケットに慣れた人向けと言われています。
② 重さのバランス
反転式は両面にラバーを貼るぶん、日本式単面のラケットよりやや重さを感じやすいとされています。一般的には80g前後が操作性重視、90g台は威力重視の目安として語られることが多いようです。手首や腕への負担も考えながら、無理のない重さを選ぶのが安心です。
③ グリップの形状(角型・丸型・角丸型)
日本式ペンのグリップには角型・丸型・角丸型があり、手の大きさや握りやすさの好みによって選ばれているとされています。反転式でも基本的にこの3種類から選べるモデルが多く、実際に握ってみてフィット感を確かめるのが良いと評価されています。
④ プレースタイルとの相性
攻撃的に前陣で速いラリーを組み立てたいのか、裏面のカット技術やブロックも使いたいのか、自分の目指すプレースタイルによって向いているブレード構成やラバーの組み合わせが変わってくると言われています。試合でどんな場面を増やしたいかを具体的にイメージしておくと選びやすくなります。
⑤ 価格帯と対象レベル
反転式ペンホルダーラケットは、入門〜中級向けの合板モデルから、上級者向けの特殊素材入りモデルまで価格帯に幅があるとされています。これから裏面打法を試す段階であれば、まずは扱いやすい価格帯から始めるのも一つの考え方として挙げられています。
反転式ペンホルダーラケットおすすめ6選
ここからは、通販でも取り扱いが見られる反転式ペンホルダーラケットを紹介します。いずれも反転式として販売されているモデルで、構成や重さの傾向をあわせて見ていきます。
ヴィクタス(VICTAS) スピンエースカーボン SPIN ACE-CARBON
特殊素材(カーボン)入りの攻撃用反転式として知られているモデルです。重さは60g前後と反転式の中でも比較的軽量な部類とされ、スイングスピードを出しやすい点が評価されています。カーボン入りらしい反発力を活かして、前陣から速いテンポで攻めたいプレーヤーに向いているという声が見られます。ラバーは別売りで、好みの組み合わせを選べるのも魅力のひとつです。
ニッタク(Nittaku) レグノス R-H
合板ベースの反転式モデルで、打球感の柔らかさとコントロール性が特徴として挙げられています。初めて反転式に触れる人や、すでに日本式ペンで実績があり裏面打法を取り入れたい人に向いているという評価が見られます。扱いやすさを重視した設計のため、戦術の幅を広げる最初の1本として検討しやすいモデルです。
バタフライ(Butterfly) ハッドロウ・リボルバー(R)
「リボルバー」の名が示すとおり、裏面での打球を意識した反転式モデルです。特殊素材が入ったタイプで、スピードと威力のバランスが取れていると評価されています。すでに前陣攻撃型として一定のレベルにあり、裏面も使った展開力を強化したいプレーヤーに適しているという声が見られます。
バタフライ(Butterfly) ガレイディア・リボルバー(R)
合板構成の反転式モデルで、素直な打球感とコントロールのしやすさが特徴として紹介されています。威力よりも安定感を重視したいプレーヤーや、裏面技術をじっくり練習していきたい人に向いているとされています。価格帯も手を出しやすい部類に入るため、反転式を試してみたい人の選択肢になりやすいモデルです。
JUIC ライトカーボ反転式
名前の通りカーボンを使いながらも軽さを意識した反転式モデルとされています。グリップ形状が角型・丸型・角丸型から選べる展開になっている点も特徴で、手の大きさや好みに合わせて選びやすいと評価されています。スイングの振りやすさを重視するプレーヤーに向いているモデルです。
andro(アンドロ) ティンバー5 OFF 反転式
合板5枚構成の反転式モデルで、オフェンシブ(攻撃用)に振った設計とされています。合板ならではの安定した打球感を持ちながら、積極的に攻める展開にも対応しやすいという評価が見られます。海外ブランドらしいグリップの握り心地も含めて、他の日本メーカー製品と比較検討したい人におすすめです。
反転式ペンホルダーラケット比較表
各モデルの傾向を一覧にまとめました。実際の打球感は個人差があるため、あくまで目安として参考にしてください。
| 商品名 | ブレード構成 | 重さの目安 | 向いているプレーヤー |
|---|---|---|---|
| スピンエースカーボン | 特殊素材入り | 60g前後 | 速いテンポで攻めたい人 |
| レグノス R-H | 合板 | 80g台 | 反転式デビューの人 |
| ハッドロウ・リボルバー(R) | 特殊素材入り | 80g台後半 | 展開力を強化したい人 |
| ガレイディア・リボルバー(R) | 合板 | 80g前後 | 安定感を重視したい人 |
| ライトカーボ反転式 | 特殊素材入り | 80g台前半 | 振りやすさ重視の人 |
| ティンバー5 OFF 反転式 | 合板(5枚) | 80g台 | 積極的に攻めたい人 |
反転式ペンホルダーに合わせたラバー選びの考え方
反転式は両面にラバーを貼る構造のため、フォア面とバック面でラバーの特性を変える選び方がよく語られています。フォア面にはスピードや回転性能を重視したラバー、バック面にはコントロールしやすい粘着性の高いラバーを合わせるといった組み合わせが紹介されることが多いようです。
注意点: ラバーの組み合わせはプレースタイルによって最適解が変わるとされているため、最初から1つに決めず、練習の中で少しずつ調整していくのが無理のない進め方だと言われています。
反転式ペンホルダーに関するよくある質問
Q1. 反転式は初心者でも使えますか?
合板構成のモデルであれば、打球感が穏やかで扱いやすいと評価されているため、日本式ペンに慣れている人であれば比較的取り入れやすいとされています。ただし裏面打法自体は新しい技術になるため、焦らず練習していく姿勢が大切だと言われています。
Q2. 反転式と中国式ペンはどちらを選ぶべきですか?
すでに日本式ペンの持ち方や感覚に慣れている場合は、グリップの持ち方を変えずに裏面を活用できる反転式が選びやすいとされています。一方で最初から裏面打法を主体にしたい場合は、中国式の方が合っているという意見も見られます。自分がどちらの感覚を軸にしたいかで考えるとよさそうです。
Q3. 反転式ラケットの重さはどれくらいが目安ですか?
モデルによって幅がありますが、60g台〜90g台まで展開されているとされています。操作性を重視するなら軽めのモデル、威力を重視するなら重めのモデルという考え方で選ぶのが一般的なようです。
Q4. ラバーは最初から両面に貼る必要がありますか?
多くのモデルはラバーが別売りのため、好みのラバーを選んで貼る形になります。最初はフォア面・バック面とも扱いやすいラバーから始めて、慣れてきたら特性を変えていくという進め方が紹介されています。
Q5. グリップの形状はどうやって選べばいいですか?
角型・丸型・角丸型のいずれも展開されていることが多いため、できれば実際に店頭で握ってみて、手にしっくりくる形状を選ぶのがよいとされています。通販で購入する場合は、普段使っているペンホルダーのグリップ形状を参考にすると選びやすくなります。
Q6. 反転式はどんなプレースタイルの人に向いていますか?
前陣での速い展開を得意とする攻撃型のプレーヤーから、裏面でのブロックやカット技術も使いたいプレーヤーまで、幅広いスタイルに対応できるのが反転式の特徴だと言われています。自分が伸ばしたい技術に合わせてブレード構成やラバーを選ぶのがポイントです。
まとめ
反転式ペンホルダーラケットは、日本式ペンの操作感を保ちながら、裏面も使った攻撃の幅を広げられる点が大きな魅力として評価されています。ブレードの構成(合板・特殊素材入り・単板)、重さ、グリップの形状という3つの基準を押さえておくと、自分のプレースタイルに合った1本を見つけやすくなります。今回紹介した6つのモデルは、いずれも反転式として展開されている代表的な製品です。まずは扱いやすい合板モデルから試し、裏面打法に慣れてきたら特殊素材入りのモデルにステップアップしていくという流れも、無理のない選び方として参考にしてみてください。
反転式ペンホルダーラケットおすすめ6選|選び方のポイントをまとめました
反転式は「日本式の持ちやすさ」と「裏面を使った攻撃の幅」を両立できるラケットです。ブレード構成・重さ・グリップ形状の3点を軸に、自分のプレースタイルに合うモデルを比較しながら選んでみてください。すでに紹介したスピンエースカーボンやレグノス R-Hのように、軽さ重視・扱いやすさ重視といった方向性の異なるモデルがそろっているので、まずは自分がどんな卓球をしたいかを整理してから選ぶのがおすすめです。












